限りなくストイックなテープ録音

昨日は、朝から自宅録音部屋に籠りレシートの裏側にペンで書いた曲の構想を実際に録音していた。(ぼくを嫌な気分にさせてくれた出来事に感謝せざる得ない。)
FOSTEXのX−12が所有するカセットテープを記録媒体とする唯一のMTR
セットアップも面倒ではなくて手軽に録音出来るので曲のスケッチなんかするには都合がよいのだけれども欠点はMTR内でのピンポン録音が出来ない事。
致命的な弱点であるとも言えるのだけれども。
解決策としてはテープデッキにMTRからの出力を繋ぎ別のテープに録音。その録音したテープをMTRに戻しオーバーダビングをしていくという方法。
これで3と4のトラック、2つの空きトラックを確保できる。ただし音質はTYPE2のテープを使っているのにも関わらず著しく低下してしまう。
(音質に関しては各人の基準ってものがあるだろうからこのように書くが実際のところぼくにとってはすこぶる「趣味な音」なんだけども。それでもこれを2〜3回も続けてしまうとほんとにノイズだらけになってしまいヘッドホンで聴いていると発狂してしまいそうな音になるので要注意。一晩中、換気扇を回しっぱなしにしているとその音のストレスで嫌になってしまう感じ。ぼくだけかも知れないが。)
で、最終的には Digital Performer(まだOS9.22のクラッシック環境。ハードディスクは分けてるけども。)に移してミックスするのだけれども現在の自宅の広さと低家賃によりもとらされた「固定BPMからの解放感」といったらそりゃもう素晴らしい。(曲の完成度と内容は棚上げしておいて。)

夕方より古本屋巡り。
下記を購入する。
現代思想 特集=ポルノグラフィー』1978 9 vol.6-11
『ありきたりの狂気の物語』チャールズ・ブコウスキー
これらを見つけた古本屋の価格設定は少しばかり高いんだがいい本あるんだよなぁ。
サブカル人間のぼくにとっては危険な場所です。(もはやサブカルである事は否定しません。)


昨日の1枚。

ホリデイ

ホリデイ

所有はアナログ盤。
B面が音飛びしちゃうのだけれどもそれでも許せる。
やっぱ、こうゆうのが好きみたい。





で、本日。
論理哲学論考』ウィゲントシュタイン を読み切る。少し前の日記で「分かりやすい」なんて大嘘を書いた事を謝っておきます。文章はどの一文をとっても映画のタイトルになりそうな程にカッコいいのだけれども(こんな軽薄な感想を持って好いのか? と思うのだが)やっぱり難解でした。理詰めで追い込んで行くその文体、とても素敵です。大学の頃に「論理学」を学んどいて良かったです。(大学時代の数少ない評価Aなんです。自慢ですが。)これからG.Mounin『Saussure ou le strucuralist sans le savoir, Seghers,』を読みはじめます。ブコウスキーと併読して。


今日の一枚。

アセンション

アセンション