屋根に積もった雪

南風がやったらとすごくて生暖かいやら雨が横に吹き付けるやらで折りたたみ傘もあまり役にも立たず帰りがけに週の半分は、立ち寄る事にしている古本屋も既に店仕舞。
肩を落とし電車の中でサルトルを読みふける青年(というか30越えたので中年なんか?)なぼくにとって帰宅後のチューリップの発育状況が唯一の楽しみなわけでして、予想どうり、いや予想以上に今日の気候は、彼女の(ここで「彼」とは使わずに随分昔の国語教師に敬意を持って)成長を促したようで葉が広がり後は茎が伸びツボミを付けるのを待つまでになった。
今年は、どうやら雪は降らないらしい。
屋根に積もった雪が「ヅブっ、ドブっ」っと滑り落ちる音を録音するということやデヴィッド・シルビアンのエレクトロニカアルバムのライナーノーツに書いてあるように初雪の朝に聴くという、ちょっとした夢が異常気象という名のもとに果敢なくも崩れ去ったわけで、あともう少しで桜もさく季節がやってくる。
まぁ、なんというかそれはそれで賑やかで好いのだけれども、今年の夏は暑いのでしょうか?



今日の1枚。
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春っぽいような、そーでないよーな。
そんなアルバム。
プロデューサーは、ジョン・マッケンタイア