村上春樹

村上春樹の小説を「捻くれ者」であるこのぼくは読んだ事がない。
と思ったけどもレイモンド・カーヴァーの小説を幾篇か読んでいるから熱心な読者じゃない。
彼のオリジナルの作品は読んでないから読者と言って良いのか分からないけども。
人待ちの時、手持ち無沙汰で鞄や右のポケットに文庫本等がない時に幾度となく「これを機会に」と思い立とうとした事はあったのだけれども、その度に別の本を手に取ってしまっていた。(実に失礼な奴だと思う。)
今月のミステリマガジンでも触りの部分のみ掲載されていたがレイモンド・チャンドラー『長いお別れ』を彼が訳したヴァージョンのものが出るとのことだ。
ぼくは、買うんだろうか? 
表紙のポップさと彼の知名度により今まで以上に幅広く読まれることになるということは、確実な事として予想されるのだけれども清水俊二訳ヴァージョンに愛着があるから複雑な気分だなぁ、というのが正直な気持ちなんだけどもコーヒーにウィスキーをちょこっと入れて飲むことを話題に出来る世の中がほんの少しだけやってくるんじゃないだろうか? という事を思うとなんか嬉しくなってくるわけです。
だからやっぱり買うしかねぇーかぁ。



サルトル『嘔吐』を読んでます。
やべぇー、話だ。
哲学者だってのになんてポップな話なんだろう。
やっぱりぼくの涙腺は、今とても緩い。



今日の古本。
『今日の芸術』岡本太郎
『吸血鬼の飼育法』都筑道夫



今日の1冊。

響きの考古学―音律の世界史からの冒険 (平凡社ライブラリー)

響きの考古学―音律の世界史からの冒険 (平凡社ライブラリー)

音律に関する本です。
こういう話が大好物なものでして。