158ポンドの結婚

オークションで映画のソフトを落としまくり、ビデオテープからDVDに記憶媒体の移行が行われていた最盛期だと思う3、4年くらい前ならもっと数があったんだろうなぁ、と溜め息しながらMacintoshのモニターを眺めつつキーボードを叩きまくっていたのが昨晩の事。
それから2度目の『スパイナル・タップ』の鑑賞に流れ込み、ジョン・アーヴィング『158ポンドの結婚』を読み始めて朝を迎えた。
おかげで昼過ぎ、夕方近くにソファから起きる事となって煙草を買いに行くという昭和50年代的な理由付けでもってシャツを着替えて外に出る。
駅前までふらふらと出かけると電車に乗りたくなるのは、似非電車マニア的な発想からでなくて、ある意味「小さな現実逃避」なわけで、何時ものように古本屋を巡る小旅行と相成る。
家の玄関の鍵やら窓やらは、開けっ放しだったのだけれども洋間の安物のステレオからは、エンドレスでオーネット・コールマン『アメリカの空』がかかりっぱなしだったわけで、無論、こんな部屋に(というか家に)入り込もうとする輩なんている筈もないだろう。(つまり遠出するつもりじゃなかったわけだ。)


今日の1冊。

158ポンドの結婚 (新潮文庫)

158ポンドの結婚 (新潮文庫)

どーしたわけだか山下洋輔の一連のアルバムがとの相性がいい。