手相占い師(見習い)

有楽町の駅前、ニューオーダー聴きながらを歩いていたら手相占い師(見習い)に声をかけられて、普段なら軽く流してしまう所なのだけれども、なんかしつこいので診てもらう事にした。
こちとらだぶだぶのスナフキン・コートにデカイ帽子でかつ伸ばしっぱなしの前髪毛先が煙草の火で燃えてカサカサの30男。
あちらは(手相占い師(見習い)のこと)は、それなりの身なりの(おそらく若干歳下だと思われる。)サラリーマン風なお兄さん。
左手をみるとばかり思っていたら診たいのは、右手だということ。
『神の左手、悪魔の右手』。
楳図かずおの未完の傑作。
錆びたがハサミが口をばくりと切り裂いて。
そんなことは、どーでもいいけど占いしといて「変わり者ってよく言われませんか?」ってないだろ!と思ったわけなんですけども、やたらとぼくの手相は、はっきりし過ぎているとの事。
ご職業は、なんですか?と聞かれたので適当に答えておいたのだけれども、よくよく考えてみると普通に働いているこのぼくを指して「変わり者」ってことは、ないだろうと思うわけでして社会的にみたら、手相占い師(見習い)の方が一般論で言ったら「変わり者」なんじゃないの?って帰りの地下鉄で思ったわけです。


今日の1枚。

International

International