開栓

ビーチボーイズの『ペットサウンズセッションズBOX』と太陽肛門スパパーン馬と人間』を購入する。

前者は、都内某中古盤屋さんで日本盤だっていうのに3600円で完品、美品。
発売当時は、今ほど財政的に困難だったことやザッパに入れ込んでいたこともあったりで見送っていたわけなんだけれども、その後、見事にはまり込んでしまったわけで(仕方あるまいと思う。仕方ないだろー、やっぱ。)ペットサウンズ自体が既にいろんなヴァージョンが(mix違いだったりブートだったりが出ているから)出ているおかげで既に何枚か所有してしまっているという『聴け』シリーズの中山先生的には、かなり駄目な状態になってしまったんで、買ってしまったわけです。といっても文庫版であるにも関わらず最新版『マイルスを聴け』の価格をみたら2000円オーバーであるわけでマイルスの洋盤ならプラス数100円で2枚組も買えちゃうんじゃなかろーかなぁーなどと不遜なことも思うわけなんですが、ぼくの所有しているマイルス聴け本は、2001年versionなんでアップグレードしても良い頃かもしれないんですが、それは、それ別の話であって対訳のブックレット付きって読むのが楽で良いじゃんなどとも思うわけなんであります。

で、もう一点。『馬と人間』。
このアルバムは、一言で言うならば、素晴らしい。
歌詞は、なんつーかはっきり言って校内放送でかけたら防音ドアを蹴破って女権擁護派の素敵な先生が怒鳴り込んでくること確実であり、職員室から戻された5限目、引き戸の向こう側、授業前の教室、マジメな女の子たちには、ものすごい白い目で見られることだろうと思う。
ただし大人ぶりたい気質たっぷりの「生徒諸君」(小泉今日子の映画でなくてヤンキーさん達)には、拍手喝采、下手すると分け分からんまま調子に乗ってんじゃねぇなんて事になってたいそう怒られるかもしれない。(彼らの論理は、深く謎を残す。)

でもそんなことは、どーでもよくて(どーでも良いことでは、ないかも知れないけども。)
つまり何が言いたいかと言うと
・『20世紀少年』のケンジは、このCDを校内放送でかけるべきであったんじゃなかろうか?(時代的に無茶苦茶だけれども)
・披露宴の談笑&お食事タイム&写真タイムには、かけることが不可能である(収録楽曲すべてじゃないけども)
ということだったりする。
もし歌詞が英語で何言っているか分からんって言う場合ならば、メロディーが奇麗だから(個人差あるだろうけども)オーケーかも知れない。





今日の1冊

自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)

自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)