ムーンライダーズの新譜を聴く。

リアルタイムに書いてきます。
チョコとタバコとコーヒーをお供に。



1.うふふ、ザッパ。
2.XTCじゃんよぉ。高野寛がやりそうな意味で。しかも重心低い。「ミネラル足りてますか」んとこの16分がたまりません。
3.シンセ率高いっす。なんてポップなんだろ。この前のマドンナっぽいのかなぁ? 2番の手前のコード進行好いなぁ。1番と2番のサビのコーラスのバランス違うのね。左右に振ってあるギターソロ(もはやオブリ的ではない)が耳をくすぐります。基本的にここまで右側がギターパート?
4.ヤードバーズ的(むしろ最後期の)からはじまりターンテーブル的トリックでラップというかなんていうか心はゴドレイ&クレイムなんだろうか? 録音がたまらなく好いなぁ、もう批評になってねぇーなぁー。なんだこりゃ? 創作意欲湧きまくりになりますぜ。
5.ここでビートルズ的というか65年のイギリス音楽シーンに向かう。なんかラットルズのアルバム聴いているみたい。というかニール・イネスのソロアルバム的なんだろうか? 音の定位に長ーい音楽リスナーである彼等の誇りと貫禄を感じちゃいますです。吹っ切れてますよ。やっぱり。歌詞カード見ながら聴いてないから音としての感想しか今は書けないけども詞を読むとまた感想も変わるんだろなぁ。と思いながら夕方に貰ったチョコを夕食としていただいてます。
6.やっぱこの曲も余裕っすねぇ。本来あるべきロックじゃないかって思います。サイケだなぁー、しかし。カッコいいバンドだなぁ。再度この曲でも実感したけども音の定位が素晴らしい!(エレクトロニカ的な定位とかじゃなくて)なんか有るべきところで音は鳴っているのだけれどもすっげー何かが引っかかる。そりゃ踊ろーよって感じですよ。
7.テンションコードでシークレット・エージェントマンを彷彿。で、ふた回し目にセンターでリヴァーブの向こう側で聴こえるシンセ。最高です。サビの「ウオゥー」ってシンセ(?)とその後のジャジーな展開! 気持ちいいですなぁ。ベースはどーやって録音しているんだろう? 
8.細野さんのトロピカル三部作っぽいエキゾな曲です。こういう曲をぼくも作りたいのですが技術がねぇ、センスがねぇ、ないのですよ。やっぱり音の鳴っている位置がすごく趣味だなぁ。それからゴドレイ&クレイムがまた見えちゃったのはぼくだけだろうか? それからツェッペリンの「天国への階段」。すげぇーおっちゃん達だなぁー!
9.サーフロック路線? シンセかっちょえー! 『サラリーマンNEO』なんかで流れたらたまりません。ゲストが何故か浅野忠信で。ぼくら若者(とは言っても30ですけども)負けてますね。完全に。最後のコード、どこかで聞き覚えある。
10.イントロ、曲調、もろライダーズですなぁ。フランジャー(?)が薄くかかっている感じが趣味です。くるりがですね、『アンテナ』の路線でまだ向かっていたのならライダーズ的であったのかもしれません。(くるりは、今でも好きです。それでもクリストファーが在籍してた時のライヴ観といてよかったですが)でも何だろう? 何に似ているんだろう? そんなこと無意味とは言えものすごく気になる。
11.一瞬ばかり早い右チャンネルからの出音、メロが入る直前の左チャンネルから転がるピアノ。やっぱり定位に凝っているのかなぁ? このアルバム。一編に色んなメロディが鳴っているってこともこのアルバムの狙いなんかなぁ? ひたすらポップなフリー・ジャズなんだろうか? 調整がとれているからフリー・ジャズっていうと矛盾しているのかもしれないけども、そもそもフリー・ジャズ自体もただただ無茶苦茶やっているものって少ないみたいだし。
12.なんてジャズなこと書いていたらマイルスっぽいペットがヘッドフォンから聴こえてくるのだからホントに真意を読み取ってしまったのか? と勘違いしてしまう。しかし技術を盗みたくならせるミックスですねぇ。研究しよ。それにしてもシンセいいなぁ。
13.ムーンドッグの後期を彷彿(なんだろうか?)宅録っぽくてこれまた創作意欲倍増です。ミックス楽しかったろーなぁ。音の鳴っているとこがホント趣味だなぁ。後半部の弾き語りパート、スタジオが見えます。
14.ダブマスターXのミックスです。蛇足的な感じですなぁ。13曲目で終わらせておけば良かったんじゃないのですかねぇ、と思ったのですが終わらせなかったのがライダーズらしいと言っときゃいいんだろうけどもね、まぁ、それでもシングルヴァージョンを収録するよりは全体としての整合性はあるように感じられると思うのがぼくの感想。




(総評)
先程、渋谷公会堂のチケットを穫りました。
感想はもうこれだけで充分ですよね。




今日の1枚。


次は、コーネリアスを聴こっと。