吐き出す煙の濃度。
ULTRAVOX『VIENNA』を聴きながらぼくの音の実験場は先週買ったファンヒーターで程よい気温にあっという間に暖まる。吐き出すタバコの煙をより濃いものに見せていた冷たい空気がそうでなくなる。
赤いカーテンで囲まれた四畳半のこの部屋には過剰なほどにモノが詰め込まれ音の響きはデットに聴こえ自然なリヴァーブを録音するにはキッチンが好いということをぼくに学ばせてその様子を居間のこれまた赤いソファにいる二匹の犬達が観ている。
ここまで書いた時点で部屋はあと数度で汗ばむほどになりこのULTRAVOX『VIENNA』がYMO等のアーティスト達に与えた影響の大きさに今更ながら驚く。
もう、吐き出す煙の濃度も充分すぎるほど薄い。
あの曲のイントロは「PRIVATE LIVES」だったのだと知る。
「明日は早起きして朝日を拝んでやろう」となんとなく思った。
今日の一枚。
- アーティスト: ウルトラヴォックス
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/10/11
- メディア: CD
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今日の1冊。
- 作者: ウラジーミル・ナボコフ,大久保康雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1980/04/25
- メディア: 文庫
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万人向けではないかも。