CUE

今日の1枚。

BGM

BGM

<解説>(文章の2段目からは、解説として逆説的な比喩になっていることをお間違えなきように。)

フーコー『狂気の歴史』によると1656年に設立された「一般施療院」の設立により社会から排除された者達とは、狂人だけってわけじゃなくて、貧者、性病患者、同性愛者、放蕩者、浪費家、涜神家、無宗教者、自殺マニア(ぼくは、幾つか当てはまる!っーか誰でも当てはまるじゃん。)だったりするらしくて、彼らにおける共通項がなんだったっか?って言えば、当時の社会から見て非道徳的な者達だったわけです。

とは、言え当時の考え方ってもんは、まぁ、お金持ち的な、いわゆるブルジョワな考え方が「正」とされていたわけで、「一般施療院」という施設自体も医学的な目的で作られた施設では、なかったわけです。まぁ、つまり多数派が「正しく」て少数派が「駄目じゃん、どっかに行きやがれ。」っていうなんとも無茶苦茶な考え方だったわけです。

世界と思っているものは、以外と自分の見ている視覚の範囲の中だけで構築されていて(器官としての「目」だけじゃなくて読んでる本や観ている映画やら何やらも含めて。)その中でもって価値性のランキング(と書くと「軽い」が実際は、「重い」)されているわけであって、大きな視野で眺め渡してみると「やっぱり世界は狭い」のかも知れない。

だから全てを「笑い飛ばせる」感覚が大事。